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コラム

転職の内定辞退メールの書き方例文|失礼のない理由の伝え方とマナー

✍️ 白川凌雅

転職の内定辞退メールの書き方例文|失礼のない理由の伝え方とマナー

「第一志望の企業から内定が出たので、他社の内定を断らなければならない」 「内定通知をもらってからじっくり考えた結果、やはり今の会社に残ることにした」

転職活動において、内定をもらうことは喜ばしいことですが、同時に「辞退の連絡」という非常に心苦しい作業も発生します。特に、選考を通じて良好な関係を築いてきた企業に対して、お断りを入れるのは気が引けるものです。

しかし、内定辞退は転職活動において決して珍しいことではなく、マナーさえ守れば失礼にあたることはありません。 むしろ、連絡を先延ばしにすることこそが、企業にとって最大の迷惑となります。

この記事では、2024-2025年の最新マナーに基づき、企業の採用担当者が納得し、トラブルを未然に防ぐための「内定辞退メール」の書き方と例文を詳しく解説します。


内定辞退の「3つの鉄則」:トラブルを防ぐために

メール作成に入る前に、絶対に守るべき3つの基本ルールを確認しましょう。

1. 「迅速さ」がすべてに優先する

辞退を決めたら、その日のうちに(遅くとも翌営業日の午前中までに)連絡しましょう。企業はあなたを受け入れるために、デスクの準備や他候補者へのお断り連絡を始めています。早ければ早いほど、企業のダメージを最小限に抑えられます。

2. 「電話」と「メール」を併用する

基本はメールで構いませんが、最終面接後や内定承諾後など、選考が進んでいる段階での辞退は、**「まずは電話で一報を入れ、その後に正式なメールを送る」**のが最も誠実でトラブルの少ない方法です。

3. 正直かつ簡潔に。過度な嘘は不要

辞退理由は「一身上の都合」で通りますが、詳しく聞かれた場合は「他社のほうが自身のキャリアプランに合致すると判断した」など、差し障りのない事実を伝えましょう。


【状況別】そのまま使える!内定辞退メール例文

1. 【標準】他社への入社を決めた場合

最も一般的で、担当者も(残念ではありますが)納得しやすい理由です。

件名: 【内定辞退のご連絡】(氏名)

株式会社〇〇 採用担当 〇〇様

大変お世話になっております。〇〇(氏名)です。

先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 貴社のような魅力的な企業より評価をいただきましたこと、心より光栄に存じます。

頂いた内定につきまして慎重に検討を重ねてまいりましたが、誠に恐縮ながら、この度は内定を辞退させていただきたくご連絡申し上げました。

理由としましては、他社との並行選考の中で、自身の今後のキャリアパスを鑑み、別の企業様とのご縁を優先させていただく決断に至ったためです。

貴重な選考の機会を頂戴しながら、このような結果となり多大なるご迷惑をおかけすること、深くお詫び申し上げます。

本来であれば直接お伺いしてお詫びすべきところ、まずはメールでのご連絡となりますこと、何卒ご容赦ください。 貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

2. 【難関】内定承諾書を提出した「後」に辞退する場合

法的にもデリケートな場面です。丁寧な謝罪と、迅速な連絡が不可欠です。

件名: 【重要】内定辞退に関するお詫び(氏名)

株式会社〇〇 総務部 採用担当 〇〇様

以前、内定承諾書をお送りいたしました〇〇(氏名)です。 先ほどはお電話にてお時間をいただき、誠にありがとうございました。

改めまして、内定を承諾したにもかかわらず、自身の勝手な判断により辞退をさせていただくこと、心より深くお詫び申し上げます。

承諾後に改めて自身の将来を熟考した結果、どうしても拭いきれない迷いが生じ、このようなタイミングでのご連絡となってしまいました。

貴社の入社準備に多大なるご迷惑をおかけすることを重々承知しており、合わせる顔もございません。 直前での辞退となりますこと、重ねてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。


【差別化ポイント】法的リスクと損害賠償について

「内定を辞退したら訴えられるのではないか?」という不安を抱く方もいますが、過度に恐れる必要はありません。

  • 職業選択の自由: 日本国憲法により、労働者には職業を選ぶ自由が認められています。
  • 民法第627条: 労働契約の解除(退職や辞退)は、入社予定日の2週間前までに申し出れば有効とされています。
  • 損害賠償の現実: 企業が損害賠償を請求し、認められるのは「採用のために数百万円の特別研修を既に実施した」「入社日に備えて住居を用意した」など、極めて特殊なケースに限られます。通常の辞退で訴訟になることはまずありません。

強引な「引き止め」や「呼び出し」への対処法

もし企業から「今すぐ会社に来て説明しろ」「損害が出るぞ」と強く言われたら。

  1. 毅然とした態度を保つ: 感謝とお詫びは伝えつつ、「意思は固まっており、これ以上の交渉の余地はありません」とはっきり伝えましょう。
  2. 電話を録音する: トラブルが深刻化しそうな場合は、証拠を残すことが身を守ることに繋がります。
  3. エージェントを介している場合: 直接のやり取りを避け、すべてエージェントに任せましょう。それがエージェントを利用する大きなメリットの一つです。

結論:内定辞退は「誠実さ」で完結させる

企業にとって最も辛いのは、辞退されること自体よりも、「辞退されることが早く分かっていれば、他の人を採用できたのに」という時間的損失です。

断ることに罪悪感を感じるあまり、連絡を1日遅らせるごとに、企業の負担は増えていきます。

「本当に申し訳ありません」という気持ちを込めて、一秒でも早く連絡する。それが、選考に関わってくれたすべての人に対する、社会人としての最大の敬意です。


まとめ:内定辞退メール 成功のポイント

  1. スピード勝負: 決断したら即、連絡。
  2. 電話フォローを入れる: 特に承諾後の辞退は声で謝罪を。
  3. 理由は抽象的でOK: 「他社優先」「キャリアプランの再考」など。
  4. 法的権利を知っておく: 過度な脅しに屈しない。
  5. エージェントに相談: 困ったらプロに間に入ってもらう。
  6. 感謝とお詫びをセットに: 5分で書けるメールが、将来の縁を守る。

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白川凌雅

新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。