転職の挨拶メールの書き方|社内向け・取引先向け例文集
転職が決まったとき、退職前には同僚・取引先への挨拶メールを送るのがビジネスマナーです。また、転職先への入社後も、社内や関係先への挨拶メールが必要になります。
「何を書けばいいか」「どんな形式が適切か」——そんな疑問をお持ちの方のために、この記事では転職時の挨拶メールの書き方と例文を場面別に詳しく解説します。
この記事でわかること:
- 退職時の社内向け挨拶メールの書き方と例文
- 退職時の取引先・社外向け挨拶メールの書き方と例文
- 転職先入社後の社内挨拶メールの例文
- 挨拶メールを受け取ったときの返信例文
- 挨拶メール送付時の注意点とマナー
退職時の挨拶メールを送るタイミングと対象
送るタイミング
退職時の挨拶メールは、最終出勤日の当日か前日に送るのが一般的です。業務への影響を最小限にするため、終業間際(17時〜18時頃)に送ることが多いです。
なお、直接挨拶できる社内の方への挨拶メールは、対面での挨拶の後に「改めて御礼として」送る形が丁寧です。
送る対象
- 社内:所属部署・チームメンバー、日常的に関わっていた他部署の方
- 取引先:担当してきた顧客・仕入先・パートナー企業の担当者
- 社外の関係者:業界内の知人・研修で知り合った方など
退職挨拶メール:社内向け例文
【例文1】部署・チーム宛てのグループメール
件名:退職のご挨拶(〇〇部 〇〇)
〇〇部の皆様
お疲れ様です。〇〇です。
本日をもちまして、株式会社〇〇を退職することになりました。
〇年間、皆様には大変お世話になりました。特に、入社直後に右も左もわからない私に丁寧に仕事を教えてくださったこと、プロジェクトが佳境を迎えた際に一緒に乗り越えてくださったことなど、多くの場面で支えていただきました。
皆様と一緒に働けたことは、私のキャリアの大きな財産です。本当にありがとうございました。
新しい職場でも、皆様からいただいたことを活かして精進してまいります。
皆様のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
〇〇(名前)
【例文2】特にお世話になった上司・先輩への個別メール
件名:退職のご挨拶(〇〇)
〇〇部長
いつも大変お世話になっております。〇〇です。
本日が最終出勤日となりました。〇〇部長のもとで〇年間ご指導いただいたことに、心より感謝申し上げます。
入社当初から厳しくも温かくご指導いただき、おかげさまで多くのことを学ぶことができました。〇〇部長に教えていただいた〔具体的なこと:例「報告・連絡・相談の大切さ」「顧客第一の視点」など〕は、これからも忘れることなく働いてまいります。
今後のご活躍と、ご健康を心よりお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。
〇〇(名前)
退職挨拶メール:取引先・社外向け例文
件名:担当者変更のご連絡とご挨拶(株式会社〇〇 〇〇)
〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様
平素より大変お世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。
このたび、一身上の都合により、〇月〇日をもちまして株式会社〇〇を退職することになりました。在職中は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。
後任の担当は〔後任者の名前〕が担当させていただきます。追って〔後任者名〕よりご連絡申し上げますので、引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
〇〇様とご一緒にお仕事させていただいた経験は、私にとって大きな財産となっております。貴社の益々のご発展と〇〇様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
〇〇(氏名)
注意:
- 転職先の社名は伏せるのがマナーです(「一身上の都合により」と伝えるのが一般的)
- 後任者の情報を必ず記載し、引き継ぎに支障が出ないよう配慮する
- 送付前に後任者・上司に内容を確認してもらうと安心
転職先入社後の社内挨拶メール例文
初日・最初の週に送る社内挨拶メール
件名:着任のご挨拶(〇〇部 〇〇)
〇〇部の皆様
はじめまして。本日より〇〇部に着任しました〇〇と申します。
前職では〇〇株式会社にて〇年間、〇〇業務を担当しておりました。
まだ不慣れなことも多く、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、一日でも早くチームの皆様のお力になれるよう精一杯取り組んでまいります。
何かとご指導いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
〇〇(氏名)
取引先へ担当就任の挨拶メール
件名:担当者着任のご挨拶(株式会社〇〇 〇〇)
〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様
平素より大変お世話になっております。
このたび、〇〇様の担当を引き継ぎました、株式会社〇〇〇〇部の〇〇と申します。
前任の〇〇からバトンを受け、〇〇様のご支援をさせていただくことになりました。不慣れな点もあるかと思いますが、ご指導いただきながら精一杯対応してまいります。
改めてご挨拶のお時間をいただけますでしょうか。ご都合の良い日時をお知らせいただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
〇〇(氏名) 株式会社〇〇 〇〇部 TEL:〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇 Email:〇〇@〇〇.co.jp
挨拶メールを受け取ったときの返信例文
件名:Re: 退職のご挨拶(〇〇さんへ)
〇〇さん
ご連絡ありがとうございます。ご退職のご報告、大変驚きましたが、新しいご活躍の場への旅立ちを心よりお祝い申し上げます。
〇〇さんには、〔具体的な思い出:○○のプロジェクトで一緒に頑張ったこと、など〕大変お世話になりました。〇〇さんのお力添えがなければ、あのときは乗り越えられなかったと今でも感謝しています。
新しい職場でのご活躍と、〇〇さんのご健康を心よりお祈りしております。またいつかご縁がありましたら、ぜひお声がけください。
〇〇(自分の名前)
挨拶メール送付時の注意点とマナー
転職先の社名は基本的に伏せる
取引先・社外への退職挨拶メールでは、転職先の会社名を伝える必要はありません。「一身上の都合により退職することになりました」という表現でOKです。転職先を伝えたい場合は、個別の関係が深い相手に限定するのが一般的です。
CCやBCCの使い分けに注意する
複数の取引先へ一斉送信する場合は「BCC」を使いましょう。社内への一斉送信は「CC」でも構いませんが、個別にアドレスが見える状態になることを意識しましょう。
個人の連絡先を載せるかは慎重に
退職挨拶メールで個人の連絡先(個人メールアドレス・LINEなど)を記載するかどうかは、相手との関係性による判断が必要です。会社のアドレスは退職と同時に使えなくなるため、連絡を続けたい相手には個人連絡先を添えると丁寧です。
会社の規定に従う
会社によっては「退職時の取引先への連絡方法」について規定がある場合があります。事前に上司・人事に確認した上でメールを送るようにしましょう。
よくある疑問【FAQ】
退職挨拶メールはいつ送ればいいですか?
最終出勤日の当日(終業間際)が一般的です。事前に送りすぎると業務に影響が出る場合があります。
LINEで挨拶を済ませてもいいですか?
親しい同僚や個人的に関係が深い方へはLINEでも問題ありません。ただし、取引先・上司・目上の方へはメールが適切です。
挨拶メールを送ったのに返信が来ない場合はどうすればいいですか?
返信がなくても問題ありません。相手が多忙な場合や、別の方法で気持ちを伝えることもあります。メールは「送ること」自体に意味があります。
まとめ
- 退職挨拶メールは最終出勤日の当日(終業間際)が基本のタイミング
- 社内向けは「感謝+思い出のエピソード+今後の挨拶」で構成する
- 取引先向けは後任者の情報を必ず記載し、引き継ぎに支障が出ないよう配慮する
- 入社後の挨拶メールは「前職の経験+意気込み+指導のお願い」で構成する
- 転職先の社名は基本的に伏せる。個人連絡先の記載は関係性による判断で
丁寧な挨拶メールは、転職後もビジネス上の縁をつなぐ大切な行動です。気持ちを込めて送りましょう。
転職活動全体もミカミがサポートします
「転職が決まったけど、退職・入社手続きで不安がある」——転職前から転職後まで、株式会社ミカミが丁寧にサポートします。
まずはLINEからお気軽にご相談ください。
この記事をシェアする
白川凌雅
新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。