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コラム

転職すると住宅ローンはどうなる?審査への影響と注意すべきタイミング

✍️ 白川凌雅

「転職したいけど、住宅ローンへの影響が心配で踏み出せない」——転職を考えるタイミングで、住宅ローンのことが引っかかる人は非常に多いです。

すでにローンを借りている人は「転職すると返済に問題が出るのか」、これからローンを組む人は「転職したばかりだと審査が通らないのか」、それぞれ不安を抱えています。

結論から言えば、転職と住宅ローンは順番と準備次第でリスクを大幅に減らせます。転職するタイミング・ローンを申し込むタイミングを正しく理解しておけば、どちらも失敗しないルートが見えてきます。

この記事でわかること:

  • 転職が住宅ローン審査に影響する理由
  • 転職中・転職直後にローン申請すると何が起きるか
  • 住宅ローンを組んだ後に転職しても問題ないか
  • 転職とローン申込のベストな順番・タイミング
  • よくある疑問への回答

なぜ転職が住宅ローン審査に影響するのか

金融機関が審査で見る「安定性」の基準

住宅ローンの審査では、「この人が長期間にわたって返済を続けられるか」を金融機関が評価します。その判断基準の一つが勤続年数です。

一般的に、住宅ローンの審査において多くの金融機関が目安にするのは「勤続1〜3年以上」です。転職直後や試用期間中はこの基準を満たさないため、審査が厳しくなったり、借入額が制限されたりするケースがあります。

転職が審査に不利に働くケース

転職が住宅ローン審査にマイナスの影響を与えやすいのは、次のような状況です。

雇用形態が変わった場合 正社員からパート・アルバイト・契約社員・フリーランスに変わると、審査上の「安定性」の評価が大きく下がります。特にフリーランスへの転身は、確定申告書(直近2〜3年分)が審査の基準になるため、転職直後はローンを組みにくくなります。

年収が下がった場合 転職によって年収が下がると、借入可能額も下がります。また、現職での年収が1年未満しか確認できない場合、前職の年収と現職の年収の低い方が審査ベースになるケースもあります。

転職回数が多い場合 短い在籍期間での転職を繰り返していると、「安定して同じ職場に勤め続けられない人」と判断されるリスクがあります。


転職中・転職直後にローンを申し込むとどうなるか

「転職中」の申請は原則NG

まだ前職の退職手続き中、あるいは転職先への入社前という「転職中」の状態でローンを申し込むのは、ほぼ審査通過が見込めません。金融機関が必要とする「在職証明書」「給与明細」が現時点では提出できないためです。

この状態でローン申請を強行してしまうと、審査落ちの記録が信用情報機関に残る場合があり、後の申請にも影響する可能性があります。

転職直後(入社後1年未満)のリスク

転職して入社したばかりの時期も、審査上は注意が必要です。

  • 試用期間中は審査で不利になる金融機関が多い
  • 「勤続1年未満」として、借入額に上限が設けられる場合がある
  • 年収の確認ができる書類(源泉徴収票)が前職のものしかない

ただし、金融機関によっては「内定通知書」や「雇用契約書」を提出することで、転職後の年収を考慮した審査をしてくれるケースもあります。申請前に金融機関へ相談するとよいでしょう。


住宅ローンを借りた後に転職してもいい?

既存のローンへの影響は基本的にない

すでに住宅ローンを組んでいる状態での転職は、基本的にローンの返済条件には影響しません。金融機関が毎月の返済状況をチェックしているのは事実ですが、転職したからといって直ちにローン条件が変更されることはありません。

ただし、ローン契約時に「職業変更の届け出義務」が定められている場合は、金融機関への通知が必要なことがあります。契約書を確認しましょう。

問題になるのは「返済が難しくなった場合」

転職によって年収が大幅に下がり、毎月の返済が困難になるケースでは、金融機関への相談が必要です。返済猶予・条件変更などの相談窓口を利用することが選択肢になります。

返済に影響が出るほどの年収低下が見込まれる場合は、転職のタイミングと年収水準を慎重に検討することが大切です。転職で年収が下がることへの対処は転職で年収が下がる人の特徴と対策も参考にしてください。

ローンの借り換えを検討中の場合は注意

現在のローンより低金利のローンに借り換えようとしている場合、転職直後はタイミングが悪くなります。借り換えも新規のローン審査と同様の審査が入るため、勤続年数が短いとマイナス評価になる可能性があります。借り換えを検討しているなら、転職後1〜2年以上経過してから動くほうが得策です。


転職とローン申込のベストな順番・タイミング

理想は「ローン申込 → 転職」の順番

住宅ローンと転職、どちらも計画しているなら、先にローンを組んでから転職するのがもっともリスクが少ない順番です。現在の安定した勤続年数と年収で審査を通過してしまえば、その後の転職はローン契約に基本的に影響しません。

「転職 → ローン申込」の場合は1〜3年待つ

転職を先に済ませた場合は、転職先での勤続年数が1〜3年程度になってから申込むことを検討しましょう。多くの金融機関でこの期間が「安定性」の目安とされています。

転職後の状況 ローン申込の目安
同業界・同職種・年収維持 6ヶ月〜1年後が目安
異業界・年収維持 1〜2年後が目安
年収アップした転職 1年後〜(年収証明ができてから)
年収ダウンした転職 2〜3年後(年収が安定してから)

転職先の雇用形態が重要

正社員での転職であれば、勤続年数さえクリアすれば審査上のハードルは比較的低いです。一方、フリーランス・個人事業主への転身を考えている場合は、ローンを組むタイミングとの調整が特に重要です。フリーランスとしての実績が積み重なる前にローンを組んでしまうか、フリーランス転身後は3年以上待つかの二択になります。


住宅ローンと転職に関するよくある疑問【FAQ】

転職活動中(在職中)にローン申込はできる?

在職中であれば、現在の勤続年数と年収をベースに審査を受けることができます。「転職活動中」であることを申告する義務は一般的にありませんが、転職先が決まっている場合は正直に伝えることが推奨されます。虚偽の申告は契約違反になる可能性があります。

転職先が決まった内定段階でローン申込できる?

金融機関によっては「内定通知書」「雇用契約書」を提出することで、転職後の年収を見越した審査に対応してくれるケースがあります。ただし、全ての金融機関が対応しているわけではないため、事前確認が必要です。

転職後に年収が上がった場合、借入額は増やせる?

年収アップした場合でも、転職直後に借入額を増額するのは難しいです。現職での年収実績(源泉徴収票)が1年以上ないと、新しい年収ベースでの審査ができない金融機関がほとんどです。転職後1年以上経過してから、改めて借り換え・増額を検討しましょう。

転職回数が多くてもローンは組めるか?

転職回数が多い場合でも、現在の職場に1〜3年以上勤続しており、年収が安定していれば審査通過の可能性はあります。ただし、転職回数が多いことを懸念する金融機関もあるため、複数の金融機関に打診してみることが有効です。


まとめ

  • 住宅ローン審査では「勤続年数」「雇用形態」「年収の安定性」が重視される
  • 転職中・入社直後はローン審査が通りにくい。試用期間中は特に注意
  • すでにローンを組んだ後の転職は基本的にローン条件に影響しない
  • 年収ダウンする転職はローン返済に影響するリスクがあるため慎重に
  • 理想の順番は「ローン申込 → 転職」。転職を先にした場合は1〜3年待つのが目安
  • フリーランスへの転身は住宅ローンに特に大きな影響があるため計画が必要

転職とローン、どちらも人生の大きな決断です。タイミングを意識して計画的に進めることで、どちらも失敗しないルートが必ず見つかります。


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白川凌雅

新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。