転職の内定お礼メールの書き方|例文と印象を上げる一言のコツ
転職活動の結果、「内定通知」が届いたとき、まず何をすべきでしょうか?
「うれしくてすぐ返信したいけど、何を書けばいい?」「まだ決断できていないのにどう返事すればいい?」と戸惑う方も多いようです。
この記事では、内定通知へのお礼メール・返信の書き方を受諾・保留・辞退の3パターンで例文付きで解説します。担当者の印象を上げるちょっとした工夫もお伝えします。
内定通知への返信は24時間以内が原則
内定通知が届いたら、まず「ありがとうございます」の返信を素早く送るのがマナーです。
たとえ受諾か辞退かまだ決めていなくても、一次返信だけは24時間以内に送りましょう。
なぜ速さが重要か? 内定を出した企業は、返答待ちの間も他の候補者への連絡を保留にしていることがほとんどです。返答が遅いと「やる気がない」「他にもっといい会社があるのでは」と思われ、マイナスの印象につながる場合があります。
内定お礼メール|3パターンの例文
パターン1:その場で受諾する場合
内定を受諾すると決めている場合は、お礼と受諾の意思を同時に伝えましょう。
件名:内定のご連絡について(山田太郎)
〇〇株式会社 採用担当 △△様
お世話になっております。 山田太郎と申します。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 謹んでお受けいたします。
入社に向けて、精一杯努力してまいります。 今後の手続きや入社日につきまして、改めてご案内いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
山田太郎 090-XXXX-XXXX
ポイント
- 「謹んでお受けいたします」という一文で受諾の意思を明確に
- 「入社に向けて〜」という前向きな一言を添えることで、やる気を伝えられる
- 次のステップ(手続き・入社日)について確認の一言も入れておく
パターン2:返答を保留にする場合
他社の選考が続いている場合や、家族との相談が必要な場合など、すぐに返答できないケースもあります。そのような場合は、お礼を伝えつつ期日を明示して保留をお願いするのが正しい対応です。
保留できる期間の目安は1週間程度です。それ以上引き延ばすのは先方に迷惑をかけるため、期日を決めて交渉しましょう。
件名:内定のご連絡について(山田太郎)
〇〇株式会社 採用担当 △△様
お世話になっております。 山田太郎と申します。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
大変ありがたいご縁をいただきましたが、 現在、他社の選考も進んでいるため、 〇月〇日(〇)まで返答をお待ちいただくことは可能でしょうか。
貴社への志望度は高く、真剣に検討しております。 ご迷惑をおかけして大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
山田太郎 090-XXXX-XXXX
ポイント
- 「他社の選考も進んでいる」と正直に書いてOK。隠さず伝える方が誠実な印象
- 具体的な返答期日(月日)を明示する
- 「貴社への志望度は高く〜」という一文で、マイナス印象を和らげる
内定保留について詳しくは「転職の内定を保留にしたいときの伝え方」もご参照ください。
パターン3:辞退する場合
残念ながら内定を辞退する場合も、感謝の気持ちを忘れずに丁寧に伝えましょう。採用側も多くの時間と労力をかけて選考してくれています。
辞退の連絡は電話が基本ですが、電話が難しい場合はメールで対応することも可能です。
件名:内定辞退のご連絡(山田太郎)
〇〇株式会社 採用担当 △△様
お世話になっております。 山田太郎と申します。
先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 大変ありがたいご縁をいただきながら、誠に恐れ入りますが、 今回は辞退させていただきたく存じます。
慎重に検討した結果、別の会社に入社する決断をいたしました。 ご多忙のなか、選考の機会をいただきましたにもかかわらず、 このようなご連絡となりましたことを深くお詫び申し上げます。
末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
山田太郎 090-XXXX-XXXX
ポイント
- 辞退理由は「別の会社に入社する決断をいたしました」の一文で十分。詳細を書きすぎると失礼に聞こえる場合もある
- 冒頭でお礼、続いてお詫び、最後にエール(「ご発展をお祈り〜」)の3段構成を意識する
- 「他の会社の方が条件が良かった」などの比較表現は避ける
詳しくは「転職の内定辞退メールの書き方とマナー」もご参照ください。
内定お礼メールで印象を上げる「一言のコツ」
同じ内容でも、ちょっとした一言を加えるだけで印象が格段に変わります。
① 選考を振り返る一言
面接や選考を通じて印象に残ったことを書くと、担当者の記憶に残りやすくなります。
例
選考を通じて、貴社の〇〇に対する姿勢に感銘を受けました。
〇〇様のお話が大変印象に残っており、入社への思いがさらに強くなりました。
② 入社後の意欲を示す一言
受諾メールに入社後への意欲を加えると、採用担当者にとって「採用して正解だった」という安心感につながります。
例
入社後は、〇〇の経験を活かしながら、早期に貢献できるよう努力いたします。
まずは業務をしっかり覚え、チームの一員として役に立てるよう頑張ります。
③ 感謝を具体的に伝える一言
「ありがとうございます」よりも、「何が良かったか」を具体的に伝えると印象が上がります。
例
複数回の選考を通じ、丁寧にご対応いただきましたことに感謝しております。
内定後に確認すべきこと
内定受諾メールを送ったあと、以下の点を確認しておきましょう。
確認すべき項目
| 確認内容 | タイミング |
|---|---|
| 入社日の確定 | 受諾後すぐ |
| 給与・待遇の最終確認 | 受諾前〜直後 |
| 必要書類の提出 | 受諾後1〜2週間以内 |
| 現職への退職手続き | 受諾と並行して |
| 社会保険の切り替え | 入社日に向けて |
特に入社日は在職中の退職手続きに直結するため、できる限り早めに確認・調整しましょう。
内定お礼メールのよくある疑問
Q:電話で内定を通知された場合、メールでの返信は必要?
A:電話で受諾の意思を伝えた場合でも、メールで改めてお礼と確認の連絡をするのがベターです。文書として残ることでお互いの認識ズレを防げます。
Q:「祝内定」とSNSに投稿してからメール返信してもいい?
A:SNSへの投稿は、内定が確定した後に個人の判断で行うもので問題ありません。ただし、返信より先にSNS投稿するのは印象が悪いため、返信を優先しましょう。
Q:土日に内定の連絡が来た場合、返信はいつすれば?
A:土日に連絡が来た場合は、翌月曜の午前中に返信すれば問題ありません。ただし、可能であれば「週明けに改めてご返事いたします」という一言の返信を当日中に送っておくと丁寧です。
Q:内定後の雇用条件確認書(オファーレター)が届いたら?
A:内容を確認したうえで、受け取った旨と確認した旨をメールで返信しましょう。条件に不明点や疑問があれば、この段階でしっかり確認することが重要です。
まとめ:内定お礼メールは「速さ」と「一言」が大切
転職の内定お礼メールで押さえるべきポイントは、主に以下の3つです。
- 返信は24時間以内:決断できていなくても一次返信は必須
- 受諾・保留・辞退によって内容を変える:それぞれに適した文章がある
- 印象を上げる一言を入れる:面接の振り返りや入社後の意欲など
内定は転職活動のゴールではなく、新しいスタートの入り口です。丁寧なメール一通が、入社前から良い関係を築くきっかけになります。
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白川凌雅
新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。