転職の履歴書「本人希望欄」の書き方|空欄NGな理由と正しい書き方
履歴書の本人希望欄、あなたはどう書いていますか?
「特になし」と書いている人、空欄にしている人が多いですが、それでは条件交渉のチャンスを逃している可能性があります。
逆に「〇〇万円以上」「残業なし」と書きすぎると印象が悪くなることも。本人希望欄は「何を書くか・何を書かないか」の判断が大切です。
この記事では、転職における本人希望欄の正しい書き方・使える文例・NG例を解説します。
本人希望欄とは何か
本人希望欄は、勤務条件や待遇について企業に伝えたい希望を記載する欄です。主に以下のような内容を書きます。
- 給与・年収の希望
- 勤務地の希望
- 勤務時間・残業の希望
- 入社希望時期
- その他(特定の条件がある場合)
「特になし」「空欄」は本当にNGか?
結論から言うと、「特になし」や空欄が即アウトというわけではありません。ただし、以下のような場面では損をすることがあります。
損をするケース
| 状況 | 損をする理由 |
|---|---|
| 給与交渉をしたい場合 | 「特になし」では相場以下の提示を受けやすい |
| 勤務地に制約がある場合 | 事前に伝えないと配属後にトラブルになることも |
| 在職中で入社日に余裕が必要な場合 | 急かされる可能性がある |
逆に、給与や勤務条件に特にこだわりがなく、柔軟に対応できる人であれば「特になし」でも問題ありません。
本人希望欄の書き方:シーン別例文
ケース1:給与の希望を伝えたい場合
前職の給与水準を考慮し、年収〇〇〇万円以上を希望しております。 ただし、条件については入社後の仕事内容と合わせてご相談できればと存じます。
ポイント
- 「〇〇万円以上」と下限を提示するのが基本
- 「ご相談できれば」という柔軟な姿勢も加えると印象が良い
- 現職給与から極端に乖離した金額は書かない
ケース2:勤務地に希望がある場合
勤務地は〇〇(都道府県・地域)を希望しております。 転居を伴う転勤は対応が難しい状況ですが、近隣であれば柔軟に対応可能です。
家庭の事情により、〇〇区・〇〇市近郊での勤務を希望しております。
ポイント
- 「転勤不可」とだけ書くより、理由と柔軟性も添える
- 子育て・介護など理由がある場合は一言触れると理解が得られやすい
ケース3:入社希望時期がある場合
在職中のため、入社可能時期は現在から〇ヶ月後(〇月以降)を想定しております。 選考の状況によって早める努力はいたします。
できましたら入社は〇月〇日以降でお願いできますでしょうか。 現職の引き継ぎ期間を考慮しております。
ポイント
- 「〇月から可能」と具体的に示した方が調整しやすい
- 「選考状況によって〜」と柔軟性を残すと好印象
ケース4:勤務時間・残業の希望がある場合
介護・育児など合理的な理由がある場合は伝えておいた方がよいケースもあります。
介護のため、定時退社(18時まで)を基本として勤務できることを希望しております。 繁忙期など短期的な残業については柔軟に対応いたします。
注意:「残業ゼロ希望」「一切残業できない」のような書き方は印象が悪くなりやすいです。理由と柔軟性を添えることが大切です。
ケース5:特にこだわりがない場合
貴社の規定に従います。
または記入欄を「特になし」にするか、空欄のままでもOKです。
本人希望欄のNG表現
NG1:複数の強い要求を羅列する
×【NG】 ・年収500万円以上 ・残業なし ・転勤不可 ・週2回リモート必須 ・年間休日125日以上
希望が多すぎると「条件が厳しい人」という印象を持たれます。最も重要な1〜2項目に絞りましょう。
NG2:一方的な要求だけで柔軟性がない
×【NG】 年収は〇〇万円以上でなければ入社できません。
要求の口調が強すぎると、選考にマイナスの影響を与えることがあります。「希望しております」「ご検討いただけますと幸いです」など、柔らかい表現を使いましょう。
NG3:現職年収を大きく上回る希望を書く
現在の年収を大幅に上回る希望額は、書類選考の段階で「条件が合わない」と判断されることがあります。現職年収を軸に±20%程度の範囲で希望を出すのが現実的です。
本人希望欄の内容は面接で確認・交渉できる
本人希望欄に書いた内容は、必ずしも最終的な条件になるわけではありません。面接の過程で給与・勤務条件の交渉ができます。
書類選考を通過するためには、希望欄に強い条件を書きすぎず、まず面接の機会を得ることを優先する考え方もあります。
年収交渉のタイミングや方法については「転職の年収交渉はどうやる?タイミングと成功する交渉術」を参考にしてください。
まとめ
転職の履歴書「本人希望欄」のポイントまとめ:
| ケース | 書き方 |
|---|---|
| 給与の希望がある | 「年収〇〇万円以上を希望、ご相談可」 |
| 勤務地に制約がある | 理由と柔軟性も添えて |
| 入社時期に余裕が必要 | 「〇月以降を希望、早める努力もいたします」 |
| 特にこだわりがない | 「特になし」または「貴社規定に従います」 |
条件を伝えることは決して悪いことではありません。ただし、伝え方と絞り込みが大切です。企業への敬意を忘れず、柔軟性を示しながら希望を伝えましょう。
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白川凌雅
新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。