転職の履歴書の学歴はどこから書く?高校入学が正解な理由と全15ケース完全解説
転職の履歴書の学歴欄、どこから書けばいいか迷っていませんか?
「中学から?高校から?最終学歴だけでいいの?」という疑問は、転職者から非常によく寄せられます。実は書き始めの起点を間違えると、採用担当者に「ビジネスマナーが身についていない」という印象を与えかねません。
この記事では、転職の履歴書の学歴欄について以下のことを徹底解説します。
- どこから書くのが正解か(結論を30秒で確認できる表付き)
- 全15ケースの具体的な書き方サンプル
- 年号・学校名・表記の細かいルール
- よくある記載ミスとチェックリスト
- 年代・転職状況別の対応方法
- FAQ20問への完全回答
まず30秒で確認:転職の履歴書、学歴はどこから書く?
| 書き始める起点 | 転職での評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 高校入学から | ◎ 転職では最もよく見られる形式 | スペースのバランスがよい |
| 中学校卒業から | ○ 正式なマナーとして正解 | スペースが多くなる |
| 大学入学から | △ 企業・業界によってはOKな場合も | 省略しすぎに見えることがある |
| 最終学歴のみ | △ 大学院卒の一部ケースを除いて原則NG | 経歴の流れが読めなくなる |
結論:転職の履歴書は「高校入学から」書くのが最もよく見られる形式です。
中学校卒業から書くのが「正式なマナー」とされていますが、転職では職歴欄の方が重視されるため、スペースを圧迫しないよう高校入学を起点にするのが一般的です。迷ったら「高校入学から」を選んでおけば問題ありません。
この記事を読んで気になった方、まず話しましょう
「まだ迷っている」段階でも大丈夫。LINEで気軽に相談できます。
なぜ転職では「高校入学から」が主流なのか
転職と新卒では履歴書の評価軸が根本的に違う
| 新卒採用 | 転職採用 | |
|---|---|---|
| 採用の主な判断軸 | 学歴・ポテンシャル・人柄 | 職務経歴・実績・スキル |
| 学歴欄の重要度 | 高い | 相対的に低い |
| 職歴欄のスペース | 少なくてよい | なるべく多く確保したい |
転職の履歴書では、採用担当者が最も重視するのは職歴・実績・スキルです。学歴欄に中学校卒業からの行をすべて書くと、スペースを圧迫して職歴欄が窮屈になるという実務上の問題があります。そのため、転職者の多くが「高校入学から」を選ぶのが現実です。
中学から書くべきケース
以下の場合は中学校卒業から書くのが適切です。
- 最終学歴が高卒・中卒の方(高校・中学が最終学歴になるため)
- 企業から「中学校卒業から記入してください」と指定がある場合
- フォーマルさが求められる業種(一部の公務員・金融機関など)への応募
上記以外の一般的な転職活動では「高校入学から」で問題ありません。
企業の指定は必ず優先する
求人票・応募書類フォームに「最終学歴以降を記入」「中学校卒業から記入」などの指示がある場合は、必ずそれに従ってください。企業の指定を無視することはビジネスマナー違反になります。
「最終学歴」と「最高学歴」の違い
転職で頻繁に混同されるのが「最終学歴」と「最高学歴」です。
| 用語 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|
| 最終学歴 | 最後に卒業・修了した学校 | 大学卒業後に専門学校を卒業 → 最終学歴は「専門学校卒」 |
| 最高学歴 | 最も学歴として高い学校 | 同上のケースで最高学歴は「大学卒」 |
転職の履歴書では**「最終学歴」を記載するのが原則**です。
ただし大学卒業後に専門学校を卒業したケースなど、直近の学校の方が「学歴として低く見られる」可能性がある場合は、職務経歴書の自己PR欄で補足説明するのが一般的な対処法です。
全15ケース:転職の履歴書学歴欄の書き方サンプル
実際によく見られるケースをすべて網羅しました。自分の経歴に近いケースを確認してください。
ケース1:大学卒業(最も一般的)
学歴
2008年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2008年 4月 〇〇大学 経営学部 経営学科 入学
2012年 3月 〇〇大学 経営学部 経営学科 卒業
注意点
- 高校の「学科名」まで書く(普通科でも省略しない)
- 大学は「学部・学科」まで正式名称で書く
- 「卒業」か「中退」かを必ず明記する
ケース2:大学院を修了している場合
学歴
2006年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2006年 4月 〇〇大学 理学部 物理学科 入学
2010年 3月 〇〇大学 理学部 物理学科 卒業
2010年 4月 〇〇大学大学院 理学研究科 物理学専攻 修士課程 入学
2012年 3月 〇〇大学大学院 理学研究科 物理学専攻 修士課程 修了
注意点
- 大学院は「卒業」ではなく**「修了」**が正しい表現
- 博士課程を修了した場合は「博士課程 修了」と明記
- 博士課程を単位取得後に退学した場合は「博士課程 単位取得退学」とすることもある
ケース3:専門学校卒業の場合
学歴
2012年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2012年 4月 〇〇専門学校 情報処理科 入学
2014年 3月 〇〇専門学校 情報処理科 卒業
注意点
- 専門学校は「〇〇専門学校」と正式名称を使う(「専門」と省略しない)
- 通学課程か通信課程かは、特に問われない限り省略可
- 2年制か4年制かの記載は不要(入学・卒業年で判断できる)
ケース4:短期大学(短大)卒業の場合
学歴
2014年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2014年 4月 〇〇短期大学 〇〇学科 入学
2016年 3月 〇〇短期大学 〇〇学科 卒業
注意点
- 「短期大学」は省略して「短大」と書かない(正式名称を使う)
- 短期大学の卒業は「卒業」と書く(大学院の「修了」と混同しない)
ケース5:大学中退の場合
学歴
2010年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2010年 4月 〇〇大学 法学部 法律学科 入学
2012年 3月 一身上の都合により中途退学
注意点
- 「中退」という略称でも問題ないが、正式には**「中途退学」**
- 退学の理由を履歴書に詳しく書く必要はない(「一身上の都合」でOK)
- 面接で理由を聞かれることがあるため、前向きな説明を準備しておく
ケース6:編入を経ている場合
学歴
2008年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2008年 4月 〇〇大学 経済学部 入学
2010年 3月 〇〇大学 経済学部 中途退学
2010年 4月 〇〇大学 経営学部 経営学科 3年次編入学
2012年 3月 〇〇大学 経営学部 経営学科 卒業
注意点
- 編入の場合は「3年次編入学」など、何年次への編入かを明記する
- 元の大学は「中途退学」として記載する(卒業ではないため)
ケース7:浪人・留年・休学していた場合
浪人・留年・休学の期間は、履歴書の学歴欄には書く必要はありません。入学・卒業年を正確に記入するだけでOKです。
学歴
2009年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2010年 4月 〇〇大学 文学部 日本文学科 入学(※浪人1年のため2010年入学)
2015年 3月 〇〇大学 文学部 日本文学科 卒業(※留年1年のため2015年卒業)
※括弧の補足説明は履歴書には書かないのが一般的です。年数を見れば採用担当者は自然と気づきます。面接で聞かれた場合に正直に答えられれば問題ありません。
ケース8:高卒・中卒の場合
高卒の場合
学歴
2012年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
中卒の場合
学歴
2010年 3月 〇〇中学校 卒業
最終学歴が高卒・中卒の場合は、そこで学歴欄を終わりにして、次の行から職歴欄に移ります。
ケース9:社会人大学院・MBA取得の場合
在職中に社会人大学院やMBAプログラムを修了した場合は、職歴の後に記載するか、学歴欄にまとめて書く方法があります。
学歴
2006年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2006年 4月 〇〇大学 経済学部 経済学科 入学
2010年 3月 〇〇大学 経済学部 経済学科 卒業
職歴
2010年 4月 〇〇株式会社 入社(営業部 配属)
(中略)
2020年 3月 一身上の都合により退職
学歴(補足)
2018年 4月 〇〇大学大学院 経営学研究科 修士課程 入学(社会人大学院)
2020年 3月 〇〇大学大学院 経営学研究科 修士課程 修了(MBA取得)
以上
MBAや資格のアピールは職務経歴書の自己PR欄でも強調できます。詳しくは転職の職務経歴書の書き方完全ガイドを参考にしてください。
ケース10:通信制高校・定時制高校卒業の場合
学歴
2012年 3月 〇〇高等学校 通信制 卒業
または
学歴
2012年 3月 〇〇高等学校 定時制 卒業
注意点
- 「通信制」「定時制」は正式な学校区分のため、正確に記載するのが基本
- 転職では通信制・定時制高校の卒業は選考上不利な要素にはならない
- 在学期間が4年以上になった場合も、入学・卒業年を正確に記載するだけでOK
ケース11:語学学校・社会人スクールに通った場合
語学学校・英会話スクール・専門スクールなどは、正規の学校教育機関ではないため、原則として学歴欄には記載しません。
資格・免許
2018年 3月 TOEIC 850点 取得
2019年 6月 〇〇スクール 〇〇コース 修了(状況に応じて記載)
資格欄か、職務経歴書の「自己PR欄・スキル欄」に記載するのが適切です。
ケース12:大学院を中退した場合
学歴
2008年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2008年 4月 〇〇大学 理学部 化学科 入学
2012年 3月 〇〇大学 理学部 化学科 卒業
2012年 4月 〇〇大学大学院 理学研究科 化学専攻 博士前期課程 入学
2013年 9月 一身上の都合により中途退学
注意点
- 博士課程の場合に「単位取得退学」という表現が使われることがある
- 面接で中退の理由を聞かれることが多いため、前向きな説明を準備する
ケース13:高校中退の場合
学歴
2010年 4月 〇〇高等学校 普通科 入学
2011年 3月 一身上の都合により中途退学
注意点
- 最終学歴は「中卒」になる
- 中退後に高卒認定(旧大検)を取得している場合は、「高等学校卒業程度認定試験 合格」と資格欄や学歴欄の補足として記載することもある
ケース14:海外の大学を卒業した場合
学歴
2010年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2011年 9月 University of California, Los Angeles(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
社会学部 入学
2015年 6月 University of California, Los Angeles(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)
社会学部 卒業
注意点
- 大学名は英語の正式名称を書き、括弧内に日本語名を添えると丁寧
- 入学・卒業の月が日本と異なる場合も、実際の月を記載する
- 留学中に日本の大学を休学していた場合は、その大学の入学・復学・卒業も記載する
ケース15:日本と海外の学歴が混在する場合(交換留学を含む)
学歴
2010年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2010年 4月 〇〇大学 国際学部 国際学科 入学
2012年 9月 〇〇大学 休学(海外留学のため)
2012年 9月 University of British Columbia(カナダ) 交換留学
2013年 8月 交換留学終了・帰国
2013年 9月 〇〇大学 復学
2015年 3月 〇〇大学 国際学部 国際学科 卒業
注意点
- 交換留学は「休学」として記録に残るため、休学期間の記載が必要
- 交換留学期間は学歴として補足的に記載することができる
- 留学先の大学名は英語正式名称+日本語名で記載するのが丁寧
転職の履歴書学歴欄:書く前に準備するもの
書き始める前に以下を手元に用意しておくと、正確かつスムーズに記載できます。
①在学時の学校の正式名称を確認する
大学や高校は合併・改名されていることがあります。**「在学当時の正式名称」**を以下で確認しておきましょう。
| 確認方法 | 特徴 |
|---|---|
| 卒業証書・学生証 | 最も確実。在学当時の名称がそのまま記載されている |
| 卒業アルバム | 表紙に学校名と年次が掲載されていることが多い |
| 学校の公式サイト(沿革ページ) | 合併・改名の経緯が記載されていることが多い |
| 文部科学省 学校検索 | 廃止・合併された学校も確認できる |
②入学・卒業年を正確に確認する
記憶頼りで書くと年号がずれることがあります。浪人・留年・休学をしていた場合は特に注意。
| 確認方法 | 備考 |
|---|---|
| 卒業証書 | 最も確実 |
| 成績通知書・単位取得証明書 | 大学の場合、年次が確認できる |
| 卒業アルバム | 年次が記載されていることが多い |
③学部・学科の正式名称を確認する
カリキュラム改編で学部・学科名が変わっている場合があります。卒業証書や学生証で在籍時の名称を確認しましょう。
転職の履歴書学歴欄:細かいルール一覧
①年号は西暦か和暦か、必ず統一する
学歴欄・職歴欄・その他の欄すべてで西暦か和暦かを統一するのが鉄則です。混在はNGです。
| 方式 | 書き方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 西暦 | 2015年3月 | 計算しやすく転職書類では主流 |
| 和暦(元号) | 令和7年3月 / 平成27年3月 | 公的書類・公務員応募で好まれる場合がある |
転職では西暦統一がおすすめです。採用担当者が年齢を計算しやすく、読みやすい傾向があります。
②学校名は正式名称で書く
省略形・通称は避け、正式名称で記載します。
| 省略NG例 | 正しい表記 |
|---|---|
| 〇〇大 | 〇〇大学 |
| 〇〇高校 | 〇〇高等学校 |
| 〇〇附属高 | 〇〇大学附属〇〇高等学校 |
| 〇〇専門 | 〇〇専門学校 |
| 〇〇短大 | 〇〇短期大学 |
「高校」は正式には「高等学校」ですが、多くの企業では「高校」表記でも通用します。ただし正式名称に合わせた方が丁寧です。
③「入学」「卒業」は必ずセットで書く
入学だけ、または卒業だけを書くのはNGです。必ずセットで記載します。
NGの例
2010年4月 〇〇大学 〇〇学部 入学
← 卒業の記述がない
正しい例
2010年 4月 〇〇大学 〇〇学部 入学
2014年 3月 〇〇大学 〇〇学部 卒業
④「学歴」「職歴」の見出しを入れる
学歴欄の冒頭に「学歴」、職歴欄の冒頭に「職歴」という見出しを必ず入れます。学歴から職歴に移るタイミングで「職歴」の見出しを忘れがちなので注意しましょう。
⑤履歴書の最後は「以上」で締める
すべての記載が終わった後に**「以上」**と書くのが正式です。「学歴の最後に以上を書く」方がいますが、正しくは職歴などすべての欄が終わった後です。
よくある記載ミスと対処法
多くの転職者が陥りやすいミスを事前に確認しておきましょう。
| よくあるミス | 正しい対処 |
|---|---|
| 大学院を「卒業」と書いてしまう | 「修了」が正しい表現 |
| 高校名を「〇〇高校」と省略する | 「〇〇高等学校」と正式名称で書く |
| 西暦・和暦が混在している | 全欄で統一(転職では西暦推奨) |
| 中退を書かずに空白にする | 「一身上の都合により中途退学」と明記 |
| 学部・学科名を省略する | 「〇〇学部 〇〇学科」まで正式名称で記載 |
| 入学だけ・卒業だけを書いている | 入学と卒業は必ずセットで記載 |
| 「以上」を学歴欄の最後に書く | 「以上」は職歴など全記載が終わった後 |
| 学校名が変わっているのに現名称で書く | 在学時の名称を書き、括弧で現名称を補足 |
| 浪人・留年期間を「空白」と誤解して説明を書く | 入学・卒業年を正確に書くだけでOK |
| 語学学校・資格スクールを学歴欄に書く | 資格欄か職務経歴書に記載する |
年代別:学歴欄への向き合い方
転職者の年代によって、学歴欄が選考に与える影響は大きく異なります。
20代(第二新卒・若手転職)
職歴が浅いため、学歴が評価の一定の目安になります。学歴欄を正確に書いた上で、「なぜその学校・学部を選んだか」という動機や、在学中の活動を面接で語れると加点要因になります。
重点を置くべき書類:学歴欄(ある程度)+自己PR
30代(即戦力転職)
職歴・スキル・マネジメント実績が主役です。学歴欄は「正確に書く」ことが最優先で、内容を盛ったり省いたりする必要はありません。
重点を置くべき書類:職務経歴書の実績欄
40代以上(経験者・管理職転職)
ほぼ職歴・マネジメント実績で判断されます。学歴は「経歴の流れを確認する程度」にしか使われないケースがほとんどです。
重点を置くべき書類:職務経歴書全般
転職エージェント経由で応募する場合の注意
転職エージェントを利用している場合、エージェントが推薦書(プロフィールシート)を企業に先に送ることがあります。その場合でも、企業に直接提出する履歴書の学歴欄は正式なルールに従って記載しなければなりません。
また、エージェントに「学歴が不安」と相談すると、強みを前面に出した職務経歴書の書き方や、学歴をカバーするアピール方法のアドバイスをもらえることがあります。転職活動をエージェント経由で進めている方は積極的に活用しましょう。
転職エージェントの選び方については転職エージェントの選び方と活用法も参考にしてください。
学歴と転職活動の現実
転職での学歴の影響
転職市場において、学歴の影響は新卒採用よりも小さいのが実態です。採用担当者が最重視するのは「この人は即戦力として何ができるか」です。
一方で、以下の場合は学歴が選考に影響しやすい傾向があります。
- 大企業・外資系企業:選考初期で学歴を参考にするケースがある
- 第二新卒・20代前半:職歴が短いため学歴のウエイトが高まる
- コンサル・金融・研究職:専門性を学歴で補完的に見ることがある
逆に、以下の場合は学歴よりも実績・スキルが圧倒的に優先されます。
- 30代以上での転職:職歴・実績が主な評価軸
- 専門職(IT・医療・介護・クリエイティブなど):スキルと資格が最重視
- スタートアップ・中小企業:実力主義で学歴不問なケースが多い
学歴に自信がない場合の対策
学歴に自信がない場合、「学歴以外で勝負できる要素」を強化することが最も有効です。
- 実績・数値で語れる職務経歴書を作る → 学歴より説得力が高い
- 資格・スキルで専門性を示す → 中小企業診断士・宅建・IT系資格など
- 志望動機・自己PRで人柄と熱意を伝える → 学歴の印象を覆せる
転職に有利な資格については転職に有利な資格一覧も参考にしてください。
学歴欄・職歴欄 書き方チェックリスト
書き終わった後の最終確認に使えるチェックリストです。
学歴欄
- 高校入学(または中学卒業)から書いているか
- 学校名は在学時の正式名称で書いているか(高等学校・大学など省略していないか)
- 入学・卒業がセットで記載されているか
- 大学院は「修了」、それ以外は「卒業」と書いているか
- 中退した場合は「一身上の都合により中途退学」と明記しているか
- 年号(西暦・和暦)が全欄で統一されているか
- 語学学校・資格スクールを学歴欄に混在させていないか
- 通信制・定時制の場合は課程区分を明記しているか
- 学校の名称が変わっている場合、在学時の名称を使っているか
職歴欄・全体
- 学歴の後に「職歴」の見出しを入れているか
- 最後に「以上」で締めているか
- 誤字・脱字・年号の計算ミスがないか
- 西暦・和暦が履歴書全体で統一されているか
学歴欄と職歴欄の続け方(記載例)
転職の履歴書では、学歴欄の後に職歴欄を続けて書くのが一般的です。
学歴
2008年 3月 〇〇高等学校 普通科 卒業
2008年 4月 〇〇大学 経営学部 経営学科 入学
2012年 3月 〇〇大学 経営学部 経営学科 卒業
職歴
2012年 4月 〇〇株式会社 入社
営業部 配属
2015年 3月 一身上の都合により退職
2015年 6月 〇〇株式会社 入社
法人営業部 配属
現在に至る
以上
よくある質問(FAQ)20問
Q1:浪人・留年した場合、空白期間を説明する必要がありますか?
A:履歴書への記載は不要です。 入学・卒業年を正確に書けば、採用担当者は年数から察します。面接で聞かれた場合に正直に答えられれば問題ありません。
Q2:海外の学校に通っていた場合はどう書きますか?
A:大学名は英語正式名称で書き、括弧内に日本語名を添えるのが丁寧です。 入学・卒業の月が日本と異なる場合も、実際の月を記載します。
Q3:通信制大学卒業の場合、「通信制」と書くべきですか?
A:書くのが正確です。 「〇〇大学 〇〇学部 卒業(通信課程)」と書くのが丁寧です。通信課程も正規の学歴であるため、正直に書いて問題ありません。
Q4:資格・免許は学歴欄に書いてもいいですか?
A:学歴欄には書きません。 資格・免許は別に設けられた「資格・免許欄」に記載します。混在させないようにしましょう。
Q5:高校のコース名(英語コース・理数コース等)まで書く必要がありますか?
A:書いても書かなくても問題ありません。 普通科のコース名は省略されることが多いですが、特別進学コースなど特徴的なコース名は書くことで個性を伝えられる場合もあります。
Q6:定時制・夜間部卒業の場合はどう書きますか?
A:「〇〇高等学校 定時制 卒業」のように明記するのが正確です。 学歴として正規のものであるため、正直に書いて問題ありません。
Q7:学校名が変わっている場合(合併・改名など)はどちらを書きますか?
A:在学当時の名称で書き、現在の名称を括弧で添えるのが丁寧です。 例:「〇〇高等学校(現:〇〇高等学校)卒業」
Q8:転職で学歴詐称はバレますか?
A:バレます。 入社時の卒業証明書提出・外資系や大企業でのバックグラウンドチェック・社内の会話などで発覚するリスクがあります。学歴詐称が発覚した場合、内定取消・懲戒解雇・法的責任に発展するケースもあります。必ず正直に記載してください。
Q9:大学院を中退した場合は「中退」と書くべきですか?
A:「〇〇大学大学院 〇〇研究科 修士課程 中途退学」と書きます。 「一身上の都合」を添えると丁寧です。面接では中退の理由を聞かれる可能性が高いため、前向きに説明できる言葉を準備しておきましょう。
Q10:転職回数が多い場合、学歴欄を充実させれば印象がカバーできますか?
A:学歴欄よりも職務経歴書の内容が重要です。 転職回数が多い場合に採用担当者が気にするのは「一貫性・定着性」であり、これは職務経歴書の記載内容と面接での回答で評価されます。
転職回数が多い場合の対策については、転職回数が多い人の職務経歴書の書き方で詳しく解説しています。
Q11:高校の学科名(普通科・商業科など)は必ず書かないといけませんか?
A:書くのが正式ですが、省略しても大きな問題にはなりません。 「〇〇高等学校 普通科 卒業」のように学科名まで書くのが丁寧です。商業科・工業科・農業科など普通科以外の学科の場合は、専門性のアピールにもなるため記載しておくとよいでしょう。
Q12:大学名は略称で書いてもよいですか?
A:正式名称で書くのが基本です。 「早稲田大学」を「早大」、「東京大学」を「東大」と略すのはNGです。なお大学が名称変更している場合は「入学時の名称(現:〇〇大学)」と補足するのが丁寧です。
Q13:高校中退の場合、学歴欄にはどう書けばいいですか?
A:「〇〇高等学校 普通科 入学」「〇〇高等学校 普通科 中途退学」と書きます。 高校中退の場合は最終学歴が「中卒」になります。面接では中退後にどう過ごしてきたかを前向きに説明できるよう準備しておくことが重要です。
Q14:転職回数が多くて職歴欄が詰まります。学歴欄を省略してもいいですか?
A:学歴欄の省略はできません。 職歴欄の書き方を工夫することで対応できます。在籍期間の短い職歴については詳細を絞り、職務経歴書の方で補足説明するのが一般的な対処法です。
Q15:アルバイト・パートの経歴は学歴欄に書いてもいいですか?
A:学歴欄には書きません。 アルバイト・パートは学歴でも正規の職歴でもないため、学歴欄・職歴欄のいずれにも書かないのが原則です。長期・専門的なアルバイト経験であれば、職務経歴書の自己PR欄で補足することは可能です。詳しくは転職の履歴書のアルバイト経歴の書き方を参考にしてください。
Q16:専門学校の学科名はどこまで書けばいいですか?
A:「〇〇専門学校 〇〇科(または〇〇学科)」まで書くのが基本です。 複数学科がある場合は在籍した学科名を正確に記載してください。コース名まで記載するかは任意ですが、専門性が伝わる場合は書いても問題ありません。
Q17:転職の履歴書はパソコン作成と手書きどちらがいいですか?
A:どちらでも問題ありませんが、企業の指定がある場合はそれに従います。 近年は多くの企業でパソコン作成が主流です。詳しくは転職の履歴書は手書きとパソコンどちらがいい?で解説しています。
Q18:履歴書の用紙は何を使えばいいですか?
A:市販の履歴書用紙または企業指定のフォーマットを使います。 転職の場合、JIS規格の一般的な履歴書フォームで問題ありません。企業がフォームを指定している場合は必ずそのフォームを使いましょう。
Q19:大学の成績(GPA)は学歴欄に書くべきですか?
A:学歴欄には書きません。 GPAや成績は「資格・免許欄」の補足か、職務経歴書の自己PR欄に記載するのが適切です。外資系企業や一部の大企業では入社後に成績証明書の提出を求める場合があります。
Q20:転職の履歴書に証明写真は必須ですか?
A:ほとんどの場合、証明写真の貼付は必須です。 スーツ着用・清潔感のある写真が基本です。詳しくは転職の証明写真はどこで撮る?好印象を与えるサイズと撮り方をご参照ください。
まとめ
転職の履歴書の学歴欄について、ポイントを整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| どこから書くか | 高校入学からが転職では最もよく見られる形式 |
| 年号の統一 | 西暦か和暦かを全欄で統一(西暦推奨) |
| 学校名 | 在学時の正式名称で書く(高等学校、大学など) |
| 入学・卒業 | 必ずセットで記載 |
| 中退 | 「一身上の都合により中途退学」と明記 |
| 大学院 | 「卒業」ではなく「修了」と書く |
| 社会人大学院 | 職歴の後に補足として記載 |
| 語学学校・スクール | 学歴欄ではなく資格欄や職務経歴書に記載 |
| 最後の締め | 職歴などすべての記載の後に「以上」 |
学歴欄は「正確さ」が最も重要です。 細かいルールを守りつつ、採用担当者が読みやすい形で書きましょう。転職では学歴よりも職歴・実績の方が評価に直結するため、学歴欄は正確に書いた上で、職務経歴書の内容充実に力を入れることが転職成功への近道です。
書類が完成したら、転職の履歴書を封筒で送るときの書き方・折り方・添え状のマナーガイドも確認して、正しく郵送しましょう。
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この記事の監修・執筆
白川凌雅
新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。
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