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コラム

転職の履歴書、学歴はどこから書く?学歴欄の正しい書き方と注意点

✍️ 白川凌雅

転職で履歴書を書くとき、「学歴って高校から書くの?中学から?それとも最終学歴だけでいい?」と迷う方は多いです。

新卒の頃に書いて以来、久しぶりに履歴書を書く方も少なくないでしょう。また、転職では職歴の方が重視されるため、「学歴欄はどこまで丁寧に書けばいいのか」という疑問もあります。

この記事では、転職の履歴書における学歴欄の正しい書き方・どこから書くか・ありがちな注意点まで解説します。


転職の履歴書、学歴はどこから書くべきか

結論:「中学校卒業から」が基本

一般的な履歴書では、中学校卒業から書き始めるのが正式なマナーです。

学歴 〇〇〇〇年 〇月 〇〇中学校 卒業 〇〇〇〇年 〇月 〇〇高校 〇〇科 入学 〇〇〇〇年 〇月 〇〇高校 〇〇科 卒業 〇〇〇〇年 〇月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 入学 〇〇〇〇年 〇月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業

ただし、大学卒業以上の学歴が一般的な応募先企業の場合、大学入学から書いても問題なしとされることも増えています。実態として、多くの転職者が高校から書いています。

「高校から書く」のが最も一般的

転職の場合、職歴欄の方が重要視されます。学歴欄にスペースをとられすぎないよう、高校入学から書くのが転職では最もよく見られる形式です。

企業から「最終学歴以降」「中学から」など明示がある場合は指示に従いましょう。指示がない場合は、高校入学〜最終学歴卒業までを書くのが無難です。


転職の履歴書学歴欄:ケース別の書き方

ケース1:大学卒業の場合

学歴 〇〇〇〇年 3月 〇〇高校 〇〇科 卒業 〇〇〇〇年 4月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 入学 〇〇〇〇年 3月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業

  • 高校は「〇〇科」まで書く(普通科でも省略しない)
  • 大学は学部・学科まで正式名称で書く
  • 「卒業」か「中退」かを必ず明記する

ケース2:大学院を修了している場合

学歴 〇〇〇〇年 3月 〇〇高校 普通科 卒業 〇〇〇〇年 4月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 入学 〇〇〇〇年 3月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業 〇〇〇〇年 4月 〇〇大学大学院 〇〇研究科 〇〇専攻 入学 〇〇〇〇年 3月 〇〇大学大学院 〇〇研究科 〇〇専攻 修了

  • 大学院は「卒業」ではなく「修了」と書く
  • 博士課程を修了した場合は「博士課程修了」と明記

ケース3:専門学校・短期大学卒業の場合

学歴 〇〇〇〇年 3月 〇〇高校 商業科 卒業 〇〇〇〇年 4月 〇〇専門学校 〇〇科 入学 〇〇〇〇年 3月 〇〇専門学校 〇〇科 卒業

  • 専門学校は正式名称(「〇〇専門学校」)を使う
  • 「専修学校〇〇課程」まで正式に書くケースもあるが、通常の専門学校卒で問題ない

ケース4:大学中退の場合

学歴 〇〇〇〇年 3月 〇〇高校 普通科 卒業 〇〇〇〇年 4月 〇〇大学 〇〇学部 入学 〇〇〇〇年 〇月 一身上の都合により中途退学

  • 大学中退は「一身上の都合により中途退学」と書く
  • 「中退」と略して書くのはNGではないが、正式には「中途退学」
  • 面接で理由を聞かれることがあるため、答えられるよう準備しておく

ケース5:複数の大学・学校を経ている場合(編入など)

学歴 〇〇〇〇年 3月 〇〇高校 普通科 卒業 〇〇〇〇年 4月 〇〇大学 〇〇学部 入学 〇〇〇〇年 3月 〇〇大学 〇〇学部 中途退学 〇〇〇〇年 4月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 3年次編入学 〇〇〇〇年 3月 〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 卒業

  • 編入の場合は「3年次編入学」などと明記する

転職の履歴書学歴欄:書き方の細かいルール

① 年号は「西暦」か「元号(和暦)」かを統一する

学歴欄・職歴欄・その他の欄すべてで、西暦か和暦かを統一するのが鉄則です。混在させるのはNGです。

方式
西暦(推奨) 2015年3月
和暦(元号) 平成27年3月

転職では西暦表記の方がわかりやすいため、特に指示がなければ西暦統一で問題ありません。

② 学校名は正式名称で書く

通称や省略形は避け、登記上の正式名称を書きましょう。

省略NG例 正式名称の例
〇〇大 〇〇大学
〇〇附属高 〇〇大学附属〇〇高等学校
〇〇高校 〇〇高等学校

「高校」と「高等学校」はよく混同されます。正式には「高等学校」ですが、多くの企業で「高校」表記でも通用します。ただし、正式名称に合わせた方が丁寧です。

③ 「入学」「卒業」は必ずセットで書く

入学だけ、卒業だけを書くのはNGです。必ずセットで書きましょう。

NG例

2010年4月 〇〇大学 〇〇学部 入学 2014年3月 〇〇大学 〇〇学部 卒業 ← 卒業だけ書くのはNG

OK例

2010年4月 〇〇大学 〇〇学部 入学 2014年3月 〇〇大学 〇〇学部 卒業

④ 「学歴」「職歴」の見出しは必ず書く

履歴書の学歴欄には「学歴」、職歴欄には「職歴」という見出しを入れましょう。学歴から職歴に切り替わる際は「職歴」の見出しを忘れずに。

学歴 2010年3月 〇〇高等学校 普通科 卒業 2010年4月 〇〇大学 〇〇学部 入学 2014年3月 〇〇大学 〇〇学部 卒業

職歴 2014年4月 〇〇株式会社 入社 〇〇部 〇〇課 配属


転職の履歴書で学歴に関するよくある疑問

Q:浪人・留年した場合、空白期間を書く必要がある?

A:浪人・留年は書く必要はありません。入学・卒業年を正確に書けば、採用担当者は年数から察します。面接で聞かれた場合に正直に答えられれば問題ありません。

Q:海外の学校に通っていた場合は?

A:海外の学校も同様に「〇〇(学校名、国名)〇〇学部 卒業(graduated)」と書きます。英語表記の場合は括弧内に日本語訳を添えると親切です。

Q:通信制大学卒業の場合、「通信制」と書くべき?

A:「〇〇大学 〇〇学部 卒業(通信課程)」と書くのが正確です。通信課程も正規の学歴であるため、正直に書くことで問題ありません。

Q:中卒・高卒の場合、学歴欄はどこまで書けばいい?

A:最終学歴まで書けばOKです。高卒であれば「〇〇高等学校 〇〇科 卒業」まで書き、その後職歴欄に移ります。中卒なら「〇〇中学校 卒業」で終了します。

Q:資格・免許は学歴欄に書いていい?

A:資格・免許は学歴欄ではなく、別に設けられた「資格・免許欄」に書きます。学歴欄に混在させないようにしましょう。


学歴欄と職歴欄の続け方

転職の履歴書では、学歴欄の後に職歴欄を続けて書くのが一般的です。欄が同じページにある場合は、間に仕切り線や「職歴」という見出しを入れて区別します。

学歴 2008年3月 〇〇高等学校 普通科 卒業 2008年4月 〇〇大学 経営学部 経営学科 入学 2012年3月 〇〇大学 経営学部 経営学科 卒業

職歴 2012年4月 〇〇株式会社 入社 営業部 配属 2015年3月 一身上の都合により退職

      現在 転職活動中

以上

最後に「以上」と書いて締めるのも履歴書の正式なルールです。


転職と新卒では学歴欄の扱いが違う?

転職の履歴書で気をつけたい点として、学歴よりも職歴の方が採用判断に占めるウエイトが高いということがあります。

新卒採用であれば学歴が大きな評価基準になりますが、転職では「これまで何をしてきたか(職歴・実績)」が最重要です。

そのため、学歴欄に過剰な情報を詰め込む必要はなく、正確に・簡潔に書くことで印象が良くなります。


転職の履歴書で学歴以外に気をつけるポイント

学歴欄だけでなく、履歴書全体で以下の点にも注意しましょう。

①写真の印象

履歴書の証明写真は第一印象を大きく左右します。スーツ着用・清潔感のある写真が基本です。詳しくは「転職の証明写真はどこで撮る?好印象を与えるサイズと撮り方」をご参照ください。

②本人希望欄の書き方

「特になし」と書いていいかどうか迷う方も多い本人希望欄。詳しくは「転職の履歴書「本人希望欄」の書き方」で解説しています。

③手書きかパソコンか

転職の履歴書は手書きとパソコン作成のどちらがいいか迷う方は「転職の履歴書は手書きとパソコンどちらがいい?」をご覧ください。


まとめ

転職の履歴書の学歴欄についてのポイントをまとめます。

項目 内容
どこから書くか 高校入学〜最終学歴が一般的。指定がなければ高校から
年号の統一 西暦か和暦かを全欄で統一
学校名 正式名称で書く(高等学校、大学など)
入学・卒業 必ずセットで記載
中退 「一身上の都合により中途退学」と明記
最後の締め 「以上」と記入

学歴欄は「正確さ」が最も重要です。細かいルールを守りつつ、採用担当者が読みやすい形で書きましょう。


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白川凌雅

新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。