転職の履歴書「趣味・特技欄」の書き方|採用担当者が見るポイント
「履歴書の趣味・特技欄に何を書けばいい?」「何を書いても問題ない?」──転職活動で履歴書を書くとき、意外と悩む項目が「趣味・特技」欄です。
この欄は軽視されがちですが、採用担当者はしっかりと見ています。逆に言えば、正しく書くことで「人柄の伝わるプラス要因」になります。
この記事では、以下のことがわかります。
- 採用担当者が「趣味・特技」欄で見ているポイント
- 書くと印象が良い趣味・特技の例
- 避けるべき書き方・内容
- 具体性・深さを出して差をつける書き方
- 実際の例文
採用担当者が「趣味・特技」欄で見ているポイント
人柄・キャラクターの確認
履歴書の「趣味・特技」欄は、職歴・スキルだけでは見えにくい候補者の人柄を把握するための項目です。採用担当者は、「この人はどんな人間か」「チームに馴染めるか」という観点でこの欄を見ています。
特に転職の場合、面接でのアイスブレイクのきっかけとして使われることが多く、共通の話題や興味深い趣味があると面接の雰囲気が和らぎ、印象が良くなることがあります。
仕事への応用可能性
「読書が趣味」と書いてあれば「情報収集が好き・語彙力がある」、「登山が趣味」と書いてあれば「体力がある・計画性がある」というように、趣味・特技から仕事への応用可能性を読み取ろうとする採用担当者もいます。
趣味・特技を選ぶ際に「この趣味はどんな仕事の素養と関連するか」を意識しておくと、説明しやすくなります。
継続性・主体性の確認
「長く続けていること」は、その人の継続力・主体性の表れとして評価されます。「趣味:読書(10年以上)」「特技:ギター(7年)」など、継続期間を添えることで説得力が増します。
書くと印象が良い趣味・特技の例
話の広がりやすい趣味
- 読書:「どんなジャンルを読むか」という話が展開しやすい。「ビジネス書」「自己啓発」などのジャンルを添えると仕事への意欲が伝わる
- スポーツ(チーム・個人どちらも可):継続力・体力・協調性などが読み取れる
- 旅行:行動力・好奇心を示せる。「国内/海外」「年○回」などの具体性を加えると印象が深まる
- 料理:丁寧さ・計画性・創造性のイメージにつながる
- 語学学習:「英語の学習を継続中」など、仕事への意欲と直結しやすい
特技として使えるスキル・経験
- PC・プログラミング:具体的なスキル(Excel VBA・Python・Photoshop等)を書くと即戦力としての評価に
- スピーチ・プレゼン:話すことが得意な人として印象付けられる
- 速読・タイピング速度:業務効率に直結するスキルとして書ける
- 資格・検定の取得:「3ヶ月で〇〇検定X級取得」など、努力・学習能力の証拠になる
避けるべき書き方・内容
NG①:ギャンブル・パチンコ
採用担当者に「金銭感覚・依存性」への懸念を与える可能性があるため、避けたほうが無難です。
NG②:特定の宗教・政治活動
宗教的・政治的な趣味・活動は、職場での人間関係リスクとして見られる可能性があります。書くとしても「ボランティア活動」など、具体的な宗教名・政治名は出さない形にしましょう。
NG③:「読書・映画・音楽」だけで深みがない
これらは趣味として一般的すぎるため、「具体性がない」と見られます。書くなら「何を読むか」「どんな映画ジャンルか」「どんな音楽を聴き・演奏するか」など、具体的な情報を加えることが必須です。
NG④:「特にありません」
趣味・特技が見当たらない場合でも、「特にありません」と書くのは避けましょう。自己開示が苦手・内向的な人という印象を与えます。日常の習慣・学習活動など、少し視野を広げれば書けることは必ずあります。
具体性・深さを出して差をつける書き方
「趣味 + 具体性 + 継続期間」の構成
趣味欄に書くときは「趣味名だけ」で終わらせず、次の要素を加えることで印象が深まります。
【趣味】〇〇(〇〇について / X年継続 / 特記事項)
例:
- 「読書(ビジネス書・自己啓発を中心に月5〜6冊のペースで継続中)」
- 「ランニング(毎朝30分の習慣を3年間継続、ハーフマラソン完走経験あり)」
- 「料理(週末に新しいレシピを試すのが楽しみ。和食・イタリアンが得意)」
「特技 + 根拠」の構成
特技には「なぜそれが得意か・どのくらいのレベルか」という根拠を添えることで説得力が増します。
例:
- 「Excelのデータ集計・グラフ作成(前職で毎月の売上分析レポートを作成していた)」
- 「人の名前・顔を覚えることが得意(接客業で3年間、常連のお客様の名前を記憶してきた)」
実際の記載例
例①:営業職志望の方
【趣味・特技】 趣味:読書(営業・マーケティング関連のビジネス書を月4〜5冊のペースで5年以上継続)、ウォーキング(毎日1万歩を目標に継続中) 特技:傾聴力・コミュニケーション(前職の営業経験で培ったヒアリングスキル)
例②:IT・エンジニア職志望の方
【趣味・特技】 趣味:プログラミング学習(業務時間外にPythonのスクリプト作成を独学で継続)、サイクリング(週末に近郊を50〜80km走るのを楽しみにしています) 特技:情報の整理・可視化(データをグラフや図にまとめることが得意です)
例③:事務職・管理部門志望の方
【趣味・特技】 趣味:料理(週末にレシピを試しながら献立を考えるのが趣味。段取りを組むことが好きです)、ガーデニング(ベランダで野菜を育てて3年目) 特技:文章作成・整理(前職で月次レポートの作成を担当し、わかりやすい構成を心がけてきました)
まとめ
転職履歴書の趣味・特技欄について、重要なポイントをまとめます。
- 採用担当者は人柄・継続性・仕事への応用を見ている:軽視せず丁寧に書く
- 書くと印象が良い趣味:読書・スポーツ・旅行・料理・語学学習など話が展開しやすいもの
- 特技は業務に関連するスキルが有効:PCスキル・プレゼン力・資格など
- 避けるべき内容:ギャンブル・宗教・政治活動。「特にありません」もNG
- 「趣味 + 具体性 + 継続期間」の構成:一言で終わらせず深みを出す
- 「特技 + 根拠」の構成:なぜ得意かの裏付けを添える
- 面接でのアイスブレイクに使われることも多い:話せるように事前に整理しておく
趣味・特技欄は「採用に直結しない項目」ではなく、「人柄を伝えるチャンス」です。具体的に・正直に・前向きに書くことが、採用担当者に良い印象を与える最短ルートです。
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白川凌雅
新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。