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コラム

在職中の転職活動を成功させる方法|時間の作り方・バレないコツも解説

✍️ 白川凌雅

「転職したいけど、仕事を辞めてから活動するのが不安」「在職中に転職活動するのって、時間的に無理じゃない?」

転職を考えているほとんどの人が直面するのが「在職中に活動するか、退職してから活動するか」という問題です。結論から言えば、在職中に転職活動を進めるのが基本的に有利です。

この記事では、在職中に転職活動を進めるメリット・デメリット、時間の作り方、会社にバレないための注意点まで、実践的な情報を解説します。

この記事でわかること:

  • 在職中の転職活動が有利な理由
  • 在職中の転職活動のデメリットと対処法
  • 時間を効率的に作るための具体的な方法
  • 面接日程の組み方・有給の使い方
  • 転職活動が会社にバレないための注意点

在職中の転職活動が有利な理由

経済的なリスクがない

在職中に活動を進める最大のメリットは、収入が途切れないことです。退職後に活動する場合、失業給付を受けながら活動することになりますが、給付額は現職の給与より低く、活動が長引くと生活費の不安が生じます。

経済的な余裕があることで「早く決めなければ」という焦りがなくなり、じっくりと条件を比較して転職先を選べます

採用市場での評価が高い

採用担当者の視点では、在職中の転職活動者は「現職で評価されている人材」と見られやすい傾向があります。退職後に活動している場合と比べると、「なぜ退職したのか」という余分な説明が不要です。

条件交渉で有利

退職後に活動していると「早く内定を取りたい」という焦りから、条件交渉で妥協しやすくなります。在職中であれば現職の給与という「比較基準」があるため、年収・待遇の交渉が強気にできます


在職中の転職活動のデメリットと対処法

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デメリット①:時間が作りにくい

最大のデメリットが時間の確保です。業務・残業・職場の付き合いなどで、転職活動に充てる時間が取りにくい場合があります。

対処法

  • 朝・昼休み・夜の「すき間時間」を活用する(後述)
  • 有給休暇を計画的に使う
  • 転職エージェントを活用して書類・日程調整などの手間を減らす

デメリット②:精神的・体力的に消耗する

仕事をしながら転職活動をするのは、体力的にも精神的にも負担が大きいです。「仕事でも転職活動でもミスをしてしまった」という状況は避けたいところです。

対処法

  • 一度に多くの企業を受けすぎず、週2〜3社程度に絞る
  • 転職エージェントに任せられる部分は任せ、自分はコアな部分(自己PR・面接対策)に集中する
  • 無理なペースで活動しない。長丁場と考えて計画的に進める

デメリット③:面接のスケジュール調整が難しい

面接は基本的に平日の日中に設定されることが多く、在職中は時間が取りにくいです。

対処法

  • 有給休暇を1日または半日単位で活用する
  • 夕方以降・土日に対応している企業・エージェントを利用する
  • 「在職中で平日昼間の対応が難しい」と事前に伝えると、企業側が配慮してくれるケースも多い

在職中に転職活動の時間を作る方法

朝の時間を活用する

朝7〜9時の時間を活用するのは、在職中の転職活動の定番です。この時間帯は求人チェック・職務経歴書の修正・エージェントへのメール返信などに充てられます。

朝の活用例

  • 出社前にカフェで1時間:求人確認・応募書類の見直し
  • 通勤中(電車):求人サイトのチェック・自己PRの練習

昼休みを活用する

昼休み(1時間)も有効な転職活動時間です。エージェントへの連絡・求人確認・志望動機の整理などを進めましょう。

ただし、オフィス内でデスクから転職サイトを見たり電話をしたりするのはリスクがあります。外に出てから活動するのが安全です。

夜の時間を確保する

退勤後の時間は、書類作成・面接対策・エージェントとのオンライン面談に活用できます。多くの転職エージェントは夜間・土日もオンライン面談に対応しています。

有給休暇を計画的に使う

面接(特に複数社の選考が重なる時期)には有給休暇を活用しましょう。

有給の取り方のコツ

  • 「私用のため」と伝えれば理由の説明は不要
  • 月1〜2回の有給を使うペースが自然で目立ちにくい
  • 選考が集中しそうな週にまとめて取るより、数日に分けて使う方が不自然に見えにくい

転職活動が会社にバレないための注意点

SNS・転職サイトのプロフィールに注意

転職サイトに登録する際、プロフィールが現職の同僚や上司に見られるリスクがあります。多くの転職サイトには「現在の勤務先に公開しない」設定があるので、必ず設定しておきましょう。

また、SNSで転職活動の様子を発信しないように注意してください。

面接の連絡先・連絡時間を工夫する

企業・エージェントへの連絡は、私用スマートフォン・プライベートのメールアドレスを使いましょう。会社の連絡ツール(社内メール・Slack等)からのやり取りは絶対にNGです。

電話の折り返し・エージェントへの電話は、昼休み・退勤後に行うのが安全です。

職場での言動に気をつける

  • 転職活動中であることを同僚・先輩・上司に話さない
  • 「辞めようか考えている」という発言をしない
  • 身だしなみが急に変わる(スーツを急に着始めるなど)と気づかれやすいため、面接の日は職場近くで着替えるなどの工夫を

退職予定をギリギリまで伝えない

内定が出て転職が確定してから上司に報告するのが一般的です。転職活動中から「転職を考えている」と伝えると、職場の人間関係が変化したり、業務を任せてもらえなくなることがあります。


在職中の転職活動スケジュールの目安

在職中の転職活動は、一般的に3〜6ヶ月を想定して計画を立てると余裕を持って進められます。

フェーズ 期間 内容
準備期間 1〜2ヶ月 転職の軸整理・エージェント登録・書類作成
応募・選考 2〜3ヶ月 書類応募・面接・複数社並行
内定〜入社手続き 1〜2ヶ月 内定承諾・退職交渉・入社準備

退職の申し出は一般的に退職希望日の1〜3ヶ月前が目安です(就業規則を確認)。内定から逆算して転職活動のスケジュールを組みましょう。

転職活動全体の進め方については転職活動の進め方ガイドもあわせてご参照ください。


よくある質問

在職中でも転職エージェントに登録できますか?

もちろんできます。むしろ、転職エージェントは在職中の方の利用が多数を占めています。「今すぐ転職したい」という方だけでなく、「半年〜1年後を見据えて情報収集したい」という方の登録も歓迎されています。

面接のたびに有給を取るのは会社に不自然ですか?

月1〜2回程度の有給取得は一般的であり、特に不自然ではありません。「私用のため」という理由で問題なく取得できます。複数の面接を同じ日にまとめる工夫も有効です。

在職中に内定が出た場合、退職交渉はどうすればいいですか?

内定が出たら、内定の承諾期限内に退職の申し出を行います。就業規則に定められた期間(多くは1〜3ヶ月前)を確認し、上司に退職の意思を伝えましょう。退職交渉については転職での円満退職の進め方も参考にしてください。


まとめ

  • 在職中の転職活動は「経済的安定・採用市場での評価・条件交渉力」の点で退職後より有利
  • 時間確保のコツは「朝・昼・夜のすき間時間活用」「有給の計画的な使用」「エージェントへの業務委託」
  • バレないためには「SNSの管理」「私用連絡先の使用」「職場での言動に注意」が重要
  • 転職活動の期間は3〜6ヶ月を見越して計画する
  • 退職申し出のタイミングは内定後に逆算して計画する

在職中の転職活動は確かに大変ですが、正しい段取りで進めれば十分に両立できます。まずはエージェントに登録して情報収集から始めてみましょう。


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白川凌雅

新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。

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