転職活動を会社にバレずに進める方法。在職中の活動でやるべきこととNG行動
「転職活動を始めたいけど、会社にバレたらまずい。どうすれば気づかれずに進められる?」
在職中に転職活動をする多くの人が、この不安を抱えています。バレて居心地が悪くなった、早期退職を迫られた、昇進や評価に影響が出た——そんなリスクを心配するのは当然のことです。
結論から言います。正しく動けば、転職活動が会社にバレることはほとんどありません。バレるケースの多くは、本人の不注意やSNSへの書き込み、身近な人への話しすぎが原因です。
この記事では、以下のことをお伝えします。
- 転職活動がバレる主なルートとそれぞれの対策
- 転職サイト・エージェント利用時の注意点
- 面接の日程調整・当日の行動での注意点
- 退職を決めてから伝えるまでの動き方
- よくある疑問へのQ&A
転職活動がバレる主な5つのルートと対策
バレるルート①:転職サイトのプロフィールが職場の人に見られる
転職サイト(リクナビNEXT・doda・マイナビ転職など)にプロフィールを登録した際、同じ会社の採用担当者や社内の知人に見られてしまうケースがあります。
対策:「在職中の転職活動であることを非公開にする」設定を必ず行う
多くの転職サイトには「現在の勤務先に非公開」「特定の企業に表示しない」などの設定があります。登録直後に必ずプライバシー設定を確認し、勤務先に見えない設定にしてください。
また、会社名を具体的に書かず「◯◯業界・◯◯職」という書き方にすることで、特定されるリスクを下げられます。
バレるルート②:SNSへの書き込み
転職活動中に、X(旧Twitter)やInstagram・Facebookに「転職活動中」「面接行ってきた」「内定もらった!」などを投稿し、職場の人に見られてしまうケースは非常に多いです。
対策:転職関連の投稿は一切しない
どんなに鍵アカウントであっても、フォロワーに職場の知人がいれば伝わるリスクがあります。転職活動中は転職に関する投稿を完全に控えることが最も安全です。
LinkedInは転職活動との関連性が高いプラットフォームのため、「◯◯を探しています」という設定には注意が必要です。採用担当者向けの「採用担当者のみ表示」設定に変更するか、設定をオフにしておきましょう。
バレるルート③:職場の同僚・友人への話しすぎ
「この人なら大丈夫」と思って同僚や友人に転職活動の話をしたところ、思わぬ形で広まってしまうケースがあります。
対策:転職活動中であることは「誰にも言わない」が原則
職場の同僚には、転職活動が完全に終了(内定・退職日確定)するまで話さないことが原則です。仲が良い同僚でも、無意識のうちに他の人に伝わることがあります。
家族・恋人・職場外の友人に話すのは問題ありませんが、その人がSNSで発信しないよう念を押しておきましょう。
バレるルート④:面接のための欠勤・遅刻・早退
面接のために急な休暇を取ったり、頻繁に遅刻・早退をすることで、怪しまれるケースがあります。
対策:面接は有給・昼休み・終業後に設定する。まとめて取りすぎない
面接のために半休や全休を取ること自体は問題ありませんが、同時期に複数社の面接が集中すると休暇の頻度が増えてバレやすくなります。
できる限り昼休みを挟んだ時間帯(12〜14時)や終業後(17〜19時)に面接を設定できるか、応募企業に相談してみましょう。最近はオンライン面接が一般化しているため、昼休みや就業後の自宅でのオンライン面接は特にバレにくい選択肢です。
バレるルート⑤:応募先企業が取引先・関連会社だった
応募先の企業が現在の勤務先の取引先・グループ会社・競合他社だった場合、採用担当者から現職に連絡が来るリスクや、業界が狭くて知人に見られるリスクがあります。
対策:応募前に「競合・取引先ではないか」を確認する
転職エージェントを使っている場合は「現職の会社名・競合・取引先には情報を出さないでほしい」と事前に伝えましょう。エージェントは守秘義務があり、適切に対応してくれます。
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転職サイト・エージェント利用時の注意点
転職サイトのプロフィール設定を徹底する
転職サイトに登録する際のチェックリストです。
- 現職の公開設定:「在籍中の企業に非公開」設定をONにする
- 実名非表示:フルネームではなく「◯◯(姓のみ)」などにする
- メールアドレス:会社のメールアドレスは絶対に使わない。プライベートのアドレスを使用
- 職務経歴の書き方:会社名を直接書かず「◯◯業種・従業員◯◯名規模の会社」という書き方にする
エージェントへの情報共有の注意点
転職エージェントに相談する際は、以下の点を最初に伝えておきましょう。
「在職中のため、現在の勤務先(◯◯株式会社)および関連会社・主要取引先には情報を出さないでほしい」
エージェントは守秘義務があり、この依頼には必ず対応してくれます。また、エージェントが企業に送る書類には現職の会社名が書かれるため、「◯◯業種の会社に在籍中」という書き方にしてもらうよう相談できます。
面接の日程調整・当日の行動での注意点
面接日の服装で職場にバレないために
面接のためにスーツを着て出勤すると、普段と違う服装から怪しまれることがあります。
対策:職場近くで着替えるか、最初からカジュアルな職場ならばれにくい
最も一般的な方法は「仕事前または仕事後に着替える場所を確保する」ことです。職場近くのカフェ・ファミリーレストランのトイレや、ロッカー完備のコインランドリーなどで着替えることができます。
大きめのバッグにスーツ・シャツを入れて通勤し、職場外で着替えるという方法が現実的です。
面接後の連絡対応
面接後に採用担当者やエージェントからの電話・メールが職場に届くことはありません。
ただし、業務時間中に個人の携帯に頻繁に電話がかかってくると怪しまれます。「電話は17時以降にしてほしい」「メールでの連絡を優先してほしい」とエージェント・応募先に事前に伝えておくと安心です。
退職を決めてから伝えるまでの動き方
内定が出てから退職を切り出す
転職活動中に「退職するつもりだ」と匂わせることは絶対に避けましょう。活動中は「現職に全力で取り組んでいる」というスタンスを崩さないことが大切です。
退職の意向を伝えるのは、転職先の内定が確定し、入社日が決まった後が基本です。「〇月〇日で退職したい」という明確な期日を持った状態で退職を申し出ることで、交渉が進めやすくなります。
退職を伝える順序と言い方
退職を切り出す際の順序は「直属の上司に最初に伝える」が鉄則です。人事部や先輩・同僚に先に話してしまうと、上司が面目を失い関係が悪化するリスクがあります。
伝え方の基本:「◯月末をもって退職させていただきたいと考えております。ご相談させていただけますでしょうか」と、相談ベースで切り出す。
退職理由は「一身上の都合」で問題ありません。転職先を具体的に話す義務はありません。詮索されても「個人的な事情です」と答えることができます。
FAQ
Q. 健康診断の書類や年金・雇用保険の書類が会社に届くことはありますか?
A. 転職活動においては、そのような書類が現職の会社に届くことはありません。源泉徴収票や雇用保険被保険者証は「退職後」に会社から渡される書類であり、転職活動中に会社に知らせる役割はありません。
Q. バックグラウンドチェック(採用調査)が転職先から現職にバレることはありますか?
A. 日本では採用前のバックグラウンドチェックは法的に制限されており、採用先が無断で現職に在籍確認を取ることは通常ありません。ただし、入社後に「雇用証明書の提出」を求められることがあります。これは内定後の話であり、転職活動中にバレることはありません。
Q. 転職活動がバレた場合、懲戒解雇になりますか?
A. 転職活動自体は法律で保護されており、転職活動をしたことを理由に懲戒解雇することは原則できません。ただし、業務時間中に転職活動をした・会社のPCで転職サイトにアクセスした・競業避止義務に違反した、などの行為があれば別問題になります。業務時間外に個人端末で行う転職活動は合法です。
Q. 転職先への入社日を現職の退職日と合わせるにはどうすればいいですか?
A. 内定後に転職先に「入社日の相談」をすることは一般的です。「現職の引き継ぎ期間として◯ヶ月ほど必要です」と伝えれば、多くの場合は調整してもらえます。一般的には内定から1〜3ヶ月後の入社日を設定するケースが多いです。
まとめ
- 正しく動けば転職活動が会社にバレることはほとんどない
- バレる主なルート:転職サイトの設定ミス・SNSの書き込み・同僚への話しすぎ・服装・面接の頻度
- 転職サイトは「現職非公開」設定を必ず行い、会社メールアドレスは絶対に使わない
- 面接は有給・オンライン・終業後を優先し、着替えの場所を事前に確保する
- エージェントには「現職・関連会社・取引先への情報共有禁止」を最初に伝える
- 退職の意向は内定・入社日確定後に、直属の上司に最初に伝えるのが鉄則
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この記事の監修・執筆
白川凌雅
新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。
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