介護職の職務経歴書|転職回数が多くても通る書き方・例文テンプレート
「介護職は転職回数が多くなりやすいけど、職務経歴書にどう書けばいいか」「転職5回・7回でも書類を通過できるか」——介護業界は離職率・転職率が高く、複数施設を経験している方が多い業界です。
結論:介護職は転職回数が多くても、書き方次第で書類通過は十分に可能です。 採用担当者も介護業界の事情を理解しています。ポイントは「なぜ転職したか」ではなく「何を積み上げてきたか」を中心に伝えることです。
この記事では以下の内容を解説します。
- 介護職の転職回数が多い理由と採用担当者の見方
- 転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方
- 採用担当者に刺さる介護職の職務経歴書の例文
- 書類通過率を上げる3つのポイント
介護職の転職回数が多い理由と採用担当者の見方
介護業界の転職事情
介護業界は全職種の中でも転職率・離職率が高い業界のひとつです。主な理由として以下があります。
- 施設ごとに方針・ケアの考え方が大きく異なる
- 夜勤・残業・人間関係の負担から離職しやすい
- 求人数が多く、転職のハードルが低い
- キャリアアップのために施設・職種を変える必要がある
採用担当者の本音
介護職の採用担当者は「転職回数の多さ」よりも**「現場で即戦力として動けるか」「施設の方針に合うか」「長く続けてくれるか」**を重視しています。
転職回数が5〜7回でも採用されている方は多数います。「回数が多い=採用されない」は介護業界では当てはまりにくい。
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転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方
施設ごとにスキル・経験を整理する
転職回数が多い場合、職務経歴書には「各施設で何を担当し、何を身につけたか」を明確に書くことが重要です。
職務経歴書の基本構成:
【職歴】
○○介護老人保健施設(20XX年X月〜20XX年X月)
・施設種別:老健(入所60名)
・担当業務:身体介護、食事介助、入浴介助、排泄介助、夜勤対応
・特記事項:認知症ケア専門士の資格取得、ユニットリーダー補佐を担当
△△特別養護老人ホーム(20XX年X月〜20XX年X月)
・施設種別:特養(入所100名)
・担当業務:個別ケア計画の作成補助、家族対応、看取りケア対応
・特記事項:介護福祉士資格取得、後輩指導を担当(3名)
転職理由は書かなくてよい
職務経歴書に転職理由を書く必要はありません。「なぜ辞めたか」ではなく「その職場で何をしたか・何が身についたか」にフォーカスする構成にします。転職理由は面接で聞かれたときに答えれば十分です。
短期間の在籍は「まとめ書き」も選択肢
在籍期間が3〜6ヶ月と短い職場が複数ある場合、「派遣・パート勤務」「体調不良による休職期間」など、やむを得ない事情がある場合はその旨を簡潔に添えることで印象が和らぎます。
採用担当者に刺さる介護職の職務経歴書の例文
自己PR例文(転職回数が多い方向け)
「介護の現場で7年間、特別養護老人ホーム・デイサービス・グループホームと複数の施設で経験を積んできました。施設ごとに異なるケア方針・利用者層に対応する中で、認知症ケア・看取り対応・リハビリ補助など幅広い介護技術を身につけています。特に認知症利用者とのコミュニケーションには自信があり、これまでの施設でも家族からの信頼を得てきました。多様な環境への適応力と幅広い介護経験を活かし、貴施設でも即戦力として貢献できると考えています。」
ポイント:
- 転職回数を「多様な経験」として前向きに言い換える
- 各施設で何を身につけたかを具体的に書く
- 即戦力であることをアピールする
スキル・資格欄の書き方
資格・スキルは転職回数が多い場合でも採用担当者の評価を高める最大の武器です。
| 項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 資格 | 介護福祉士(20XX年取得)、介護支援専門員(20XX年取得) |
| 認定資格 | 認知症ケア専門士、福祉用具専門相談員 |
| 対応経験 | 認知症、看取り、胃ろう・吸引対応 |
| PCスキル | 介護記録ソフト(ワイズマン・ほのぼのNEXT等)の使用経験あり |
書類通過率を上げる3つのポイント
1. 在籍期間の短い施設に理由を添える
「体調不良による休職→復帰後の再就職」「施設の閉鎖・縮小に伴う退職」など、やむを得ない理由がある場合は職務経歴書の備考欄に一言添えると印象が改善します。
2. 資格・スキルを充実させる
介護福祉士・ケアマネージャー・認知症ケア専門士などの資格は、転職回数が多くても評価を高める強力なアピールポイントです。未取得の資格は「現在取得に向けて勉強中」と書くだけでも前向きな印象を与えます。
3. 施設別に「貢献したこと」を1行書く
各施設の職歴欄に「後輩指導○名」「ユニットリーダー補佐」「ご家族満足度向上の取り組みを実施」など、貢献した実績を1行でも書くと「ただ転職を繰り返した人」ではなく「各施設で成果を出してきた人」に見えます。
よくある疑問【FAQ】
転職回数は何回までなら許容される?
介護業界では転職回数よりも「現場経験の年数・幅・資格」が重視されます。明確な上限はありませんが、転職ごとに成長の跡が見えることが採用担当者の評価につながります。
短期離職(3ヶ月以内)が複数ある場合は?
書類選考でのマイナスを最小化するためには、短期離職の事情(体調不良・施設閉鎖・家庭の事情等)を職務経歴書に一言添えておくか、面接でしっかり説明できる準備をしておくことが重要です。
無資格・未経験から介護職に転職する場合の書き方は?
前職でのコミュニケーション経験・体力・チームワーク経験などを介護業務に結びつける形で書くことが有効です。「介護職員初任者研修(ヘルパー2級相当)の取得予定」と書くことも前向きな印象につながります。
まとめ
- 介護業界は転職回数が多くなりやすく、採用担当者も業界事情を理解している
- 職務経歴書では「なぜ辞めたか」より「何を身につけたか」を中心に書く
- 各施設の担当業務・習得スキル・資格を具体的に記載する
- 自己PRは「多様な施設経験=幅広いスキル」として前向きに変換する
- 資格・対応経験・実績を充実させることで転職回数のマイナスを補える
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この記事の監修・執筆
白川凌雅
新卒でリンクアンドモチベーションに入社し、中堅・ベンチャーの組織人事コンサルに従事。 その後、KPMGコンサルティング、他Big4にて上場企業の役員報酬策定や人材開発、PMOをリードし、年間最優秀プロジェクト賞を受賞。
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